≠ME(ノットイコールミー)連載 私服でポン! 6人目 櫻井もも
PHOTO=堀内亮 HAIR&MAKE=オサレカンパニー
INTERVIEW=斉藤貴志
新年に公開中の≠MEの私服グラビア連載・冬編。6人目はグループ屈指の歌唱力を持つ櫻井ももが飾ります。「冬はかわいい季節なんです」と言う通りのモコモコの服は、秋から狙っていたLIZ LISAの新作だとか。
冬服は寒くてもかわいさ重視です
街を歩くときも私はアイドルなので
――今回の私服もラブリーですね。
「はい。ラブリーな私、全開でした(笑)。冬はやっぱりモコモコがかわいくて。私、冬が一番好きな季節なんです。冬服も好きだし、寒いと鼻が赤くなるのもかわいい(笑)。自分がかわいくいられるのが、すごく好きです」。
――オシャレも防寒よりかわいさを取ると?
「そうです。ロングスカートは引きずりがちで苦手なので、冬でもミニスカートを穿きます。上は着込んでも脚はめちゃくちゃ寒いんですけど、かわいさ重視です」。
――それは仕事ではない普通のときでも?
「はい。街を歩いていても、私はアイドルなので(笑)」。
――プロですね。冬というと、どんなことが思い浮かびますか?
「まず、やっぱりクリスマスは大好きです。私にはサンタさんが毎年来るんです。そろそろ微妙なラインですけど(笑)」。
――高校生になったから?
「でも、家族にも欲しいものを話してないんです。なのに、わかってもらえているみたいだから、本当のサンタさんなんだと思います。おととしはピンクのバッグが来て、私にすごく似合う感じで嬉しかったです」。
――今欲しいものはあるんですか?
「デスクトップのパソコンが欲しいです。ノートパソコンはあるんですけど、大きいのに移行して、DTMをやりたくて」。
――自分で曲を作るわけですか。
「そっちの才能は全然ないですけど、とにかく学んでみたいです。あと、歌を録音して、練習もいろいろできそうだなと思って」。
――仕事に繋げるんですね。冬の思い出というと、どんなことがありますか?
「5歳のとき、横浜にお出掛けして、みなとみらいに大きいクリスマスツリーがあったので、『すごい!』ってはしゃいでいたんですね。そしたら、両親とはぐれちゃって。泣きじゃくっていたら、近くにいたカップルが『大丈夫? お母さん、どこかな』って一緒に探してくれました。結局、両親ともツリーの後ろにいて、たまたま気づかなくて、なぜか迷子になりました(笑)」。
――学校では冬に何かありました?
「中学で冬休み明けに、“新聞スピーチ”という宿題がありました。休みの間に新聞から選んだ記事を元に、原稿用紙3~4枚分のスピーチをするんです。それが成績に大きく関わるので、毎年みんな死ぬ気でやるんですけど、うちはそもそも新聞を取ってなくて、おばあちゃんちで記事を探して、切り抜いていました」。
――どんな記事についてスピーチしたんですか?
「上野のパンダについてしゃべったことがあります。私、中1のとき、クラス全員の投票で決めるMVPになりました。目立ちたがり屋で人前に立つのが好きで、しゃべるのも得意だったので、それが評価されたんじゃないかと思います」。
――その頃のももさんも何となく想像できます(笑)。
「今の私の要素があったんでしょうね(笑)」。
――好きなウインターソングというと?
「μ’sさんの『Snow halation』がめっちゃ好きです。『ラブライブ!』を観ていて、カラオケに行ったら絶対歌う定番曲です。あと、BoAさんの『メリクリ』も十八番です」。
――アニメ好きなんでしたっけ?
「好きです! でも、ノイミー(≠ME)に加入した頃が一番観ていて。最近は時間がなくて観られてないんですけど、『ラブライブ!』はリアタイで観てました」。
――推しキャラは?
「(矢澤)にこちゃんですね。笑顔を絶やさないで、みんなの前ではかわいいアイドルでいるので、すごく尊敬します」。
――冬に食べたくなるものは?
「みかんとお鍋です。みかんはこたつの上にいつもあって、すぐなくなっちゃうんです。家族みんな好きで、1日3個ずつとか食べるので(笑)」。
――よくやる鍋は何ですか?
「豆乳鍋が好きです。最近は出汁と麺つゆだけの健康志向のお鍋を1人で作って食べました。最近は家族全員でごはんを食べることがあまりなくて」。
――1人鍋って寂しくないですか?
「全然。普段からそうなので。でも、大きい鍋はやっぱり家族3人で食べたいです」。
――では、理想の冬のデートはどんな感じですか?
「エーッ!? 全然わかりませんけど、ちょっとお高めなコース料理が出てくる感じのお店に連れて行ってもらいたいですね(笑)。フレンチとか」。
――そんなフレンチレストランに行ったことがあるんですか?
「ないです(笑)。実は和食派ですけど、せっかくだからステーキとかチキンとか出てくると、盛り上がる感じでいいですね。そのあとで、おしゃべりしながら街を歩く、みたいな。やっぱり横浜のみなとみらいがいいんじゃないかと思います」。
――あの辺りはクリスマスシーズンはカップルだらけです。
「それはちょっと嫌ですね。静かなところのほうがいいです。でも、ごはんは大事です(笑)」。
そろそろ見つかってもいいと思うので
スキルアップしてバズりたいです(笑)
――ももさんが昨年、YouTubeチャンネルに上げた「カワキヲアメク」の歌ってみた動画が大評判になりました。
「“歌ってみた”は最初の企画会議のときから、やりたいと言っていたんです。歌は大好きで、歌に対するプライドも高いので、すごく嬉しかったです」。
――選曲は自分でしたのではなくて?
「スタッフさんにお願いしました。あえてアイドルの曲ではなくて、私の知らない曲のほうが、違う自分を見せられていいかなと思いました」。
――知らない曲だったんですね。
「知りませんでした。アニメ(ドメスティックな彼女)は観ていたんですけど」。
――聴いてみて、どんな印象を受けました?
「候補曲はたくさんあって、全部難しそうだった中でも、この曲は美波さんが声を活かした歌い方をされているじゃないですか。私はキューティーボイスなので、まず声が合うか不安でした。『こんなにカッコ良く歌えるかな?』って。でも、その頃ちょうど、『P.I.C.』をやることになっていたので、自分の試練だと思って挑戦しました」。
――叫んだりしてますね。
「がなったり、巻き舌をしたりしました。原曲をいっぱい聴いて自分の引き出しを増やして、カッコ良さは出せたと思います。出来映えに納得できて、自分で何回も聴いています」。
――今後もいろいろな曲を上げていくんですか?
「次もし機会があったら、バッチリかわいい曲をやってみたいです。ボカロ曲の『恋愛裁判』とか『純情スカート』とか。それと『好き!雪!本気マジック』。ツイッターでも書きましたけど、あれが本当に好きで、めっちゃ歌ってみたいです。あと、さっき言ったDTMができたら、自分で歌も入れて提出できるので、すごいですよね」。
――YouTubeチャンネルのアイドルソング縛りのマッシュアップメドレー企画では、松浦亜弥さんやカントリー・ガールズの曲を歌ってました。
「やっぱりハロプロさんが好きなので。カッコイイ曲もかわいい曲もあるんですよね。カントリー・ガールズさんはバッチリかわいいです。曲がかわいい。メンバーさんもかわいい。衣装もかわいい。全部がかわいくて、しかも上手い。それは私も目指していることなんです」。
――現役アイドルで、歌で気になる人もいますか?
「やっぱりハロプロさんなんですけど、モーニング娘。さんの15期生の3人がすごく好きです。私と年が近くて、みなさん個性が強くて、歌い方や踊り方が全員違う。でも、上手いんですよ。そこに憧れます」。
――「P.I.C.」でもパフォーマンスで存在感が発揮されました。
「すごく歌いたいところがあったんです。2番の終わりの『I bet a “P.I.C.”』で、家でめっちゃ練習してました。だから、歌割りをいただけて嬉しかったです」。
――ああいうところをももさんが歌うと、曲が締まります。
「そんなことは言えなくて、パフォーマンスはまだまだですけど、『きれいだね』みたいなコメントが多くて、ニヤニヤしてました(笑)」。
――2020年を振り返ると、ももさんにとって大きかったことは何ですか?
「やっぱり『P.I.C.』は大きかったです。私たちがスキルアップしていくに連れて、完成度も上がる曲だと思うんです。『24girls』のときはみんなヘトヘトで大変なことになってしまって。私もミスをしちゃったし、反省点があります。みんなでもうちょっと意味を込めて作れたらいいなと。完成形を早く見せられるようにしたいです」。
――意識が高いですね。
「去年は反省をたくさんしました。無観客ライブでも『24girls』でも、いろいろなことを考えました」。
――それが今年の躍進に繋がるでしょうね。去年は高校生にもなりました。
「最近は原宿には行ってませんけど、放課後に友だちのグループで近くのスタバに行って、フラペチーノを飲みました。チョコチップ追加みたいなカスタムをして、カップを並べて写真を撮ったり、JKを満喫しています(笑)」。
――2021年にはどんなことを目指しますか?
「バズりたいです(笑)。ノイミーはそろそろ見つかってもいいんじゃないかと思っていて。なかなか難しいんですけど、デビューして何とかいけたら。ライブをもっとできる環境になったら、たくさん経験を積んでスキルアップして、音楽番組にも出たいし、個人でもバラエティに出て、しゃべりたいです」。
――出たい番組はあるんですか?
「何でも出たいですけど、マツコ(・デラックス)さんと共演するのが夢です」。
――仕事以外でやりたいこともありますか?
「状況が落ち着いたら、旅行に行きたいです。ずっと北海道に行きたくて、春か夏に行けたらいいですね」。
――お目当てがあるんですか?
「イクラ丼にカニに海鮮丼に、チーズも好きです(笑)。それから、前にネットで探した『くまちゃん温泉』というお鍋のお店があって。くまの形をした出汁が鍋に入っていて、それがどんどん溶けていくんです。最終的にくまちゃんを食べちゃうんですけど(笑)、めっちゃかわいくて。そのお店にも行ってみたいです」。
――雄大な自然とかより、食がメインなわけですね(笑)。
「登別のクマ牧場や温泉にも行きたいです。でも、ほぼ100%食です(笑)」。
櫻井もも(さくらい・もも)
生年月日:2004年4月13日(16歳)
出身地:神奈川
血液型:A型
櫻井もも 個人Twitter
【CHECK IT】
2019年2月に、=LOVEに続く指原莉乃プロデュースのアイドルグループ第2弾として結成された≠MEのメンバー。=LOVEの8thシングル「青春“サブリミナル”」のカップリングに≠MEの新曲「P.I.C.」を収録。2021年にメジャーデビュー。
詳しくは≠ME 公式HPへ
独特の世界観をかもしだす「P.I.C.」のMVはこちら!