=LOVE(イコールラブ)連載 私服でぽん! 1人目 大谷映美里
PHOTO=堀内亮 HAIR&MAKE=オサレカンパニー
INTERVIEW=斉藤貴志
季節を彩る=LOVEメンバーの私服グラビア連載が、2021年も冬編から始まります。1人目は、オシャレといえばこの人の大谷映美里。「冬はフワフワのマフラーで顔が埋もれている女の子がかわいいなと思って、自分でやってみました」とのことです。インタビューは「マイルール」をテーマに聞きました。
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ライブ前の楽屋で声を発して
練習する勇気が持てました
――今回の服は手持ちのものだったんですか?
「マフラーは昨日買いました。今回の撮影のために。ボリュームがあるマフラーが欲しくて、昨日しか時間がなかったから、急いでお店を回りました。いいなと思ったのを見つけたんですけど、家に帰って巻いてみたら、想像の5倍くらい大きくて(笑)。でも、きっとかわいく写っていると思います」。
――いい感じでした。前回、titty&Co.とのコラボのことをうかがいましたが、その後もLARME、ハニーシナモンとコラボが続きました。いいことですけど、大変ではなかったですか?
「大変ですけど、デザインが思い浮かばなくて困っているって、すごい悩みじゃないですか(笑)」。
――確かに、デザインを任せられること自体、普通ないですよね。
「そう考えてから、楽しくなりました。こんなに服のデザインを考える時期なんて今しかないですから」。
――肩開きニットのワンピとか、素人目にもセンスを感じました。
「ありがとうございます。私が提出したデザインがそのまま形になって、理想が詰まったものになりました」。
――それも考えているときは大変だったんですか?
「描き始めたら、すぐ完成しましたけど、『こういう感じにしよう』という素材集めをするのが、結構大変なんです。自分1人の力では全然なくて、ブランドさんにもすごく手助けしていただきました」。
――titty&Co.のときは自粛期間にフル回転で取り組んだとのことでしたが、イコラブ(=LOVE)の活動を再開したあとは時間もなかったのでは?
「どっちにしても、私は夜中でないとアイデアが出てこないんです。明け方までの時間に脳が活発になるので、寝るのが朝の7時とかになります(笑)」。
――やっぱり睡眠時間は削っていたわけですか。
「でも、デザインとかを考える必要がないときでも、結局は7時ごろまで、なかなか眠れないんですよね」。
――昼間に眠くなりません?
「なります。だから、寝てます(笑)」。
――それで楽屋とかで寝てる写真を、よくメンバーに撮られていたわけですか(笑)。秋にはJK時代の写真をツイッターに上げたりしていました。
「『人はこれくらい変われる』と希望になるかなと思って(笑)。雰囲気もその頃と結構変わって、自分がこういう立ち位置のキャラクターになるのも、全然想像していませんでした」。
――その頃の写真もすごくかわいかったですが、当時、誰かに似てると言われたりはしました?
「あまり覚えていませんけど、嬉しかったのは、小学生時代に地元を歩いていたら、通りすがりの人に『あの子かわいい。志田未来に似てる』と言われたんです。全然似てなくて、申し訳ないですけど(笑)」。
――子役時代の志田未来さんに似ていたのは、わかる気がします。今回は“マイルール”というテーマでお話をうかがっていきますが、映美里さんが毎日必ずやっていることはありますか?
「お風呂に入るときは必ず携帯を持ち込みます。湯船に入っている時間は退屈なので、自分たちのライブ映像を観返したり、SNSに載せる画像のチェックをしたりします」。
――うっかり携帯を水没させちゃったりはしません?
「カラオケのアプリで、イヤホンを差しながら歌っていたら、携帯が壊れてしまったことはあります。たぶんそのせいだとわかっていましたけど、携帯ショップに持って行ったら、やっぱり『お湯に弱いので、あまりお風呂に持って行かないでくださいね』と言われました(笑)。それからは、お風呂カラオケはしないようにしています」。
――レコーディング前やライブ前にルーティン的にやることは?
「最近はレコーディングの前に、ジムに行くようにしています」。
――体を暖めてから歌おうと?
「そうすると、声が出やすくなります。前は寝起きの一発目にレコーディングに行ってましたけど、それは本当に良くなくて(笑)。ライブの前は、かなり曲の確認をするようになりました。今までは自分の中だけで狭く確認していたんですけど、楽屋で声を発したり、みんなと同じような準備をする勇気が持てました」。
――それは勇気が要ることだったんですか?
「はい。自分の性格的にも、スキルのなさからも、ちょっと恥ずかしかったりして。でも、そこは逆に、もっと声を出していくべきだなと思ったんです」。
――ライブの前に必ず何かを食べたりは?
「私はライブ前はあまり食べないようにしています。体が重くなっちゃうので」。
――その分、終わった後に食べたり?
「終わった後はお腹が空かないんですよね」。
――本当ですか? 歌って踊ってエネルギーはたくさん使うと思いますが。
「そうなんですよね。でも、フルーツとかは食べます」。
――普段の食生活で気を付けていることは?
「基本、気にせず食べてはいますけど、最近、二郎とかのラーメンはなかなか食べる勇気が出なくて」。
――エッ? 映美里さんといえば二郎系ラーメン、というくらいだったのに。
「自粛期間にラーメンを食べてなかったら、食べるときに怖くなってしまったんです。自分のメンタルケアになるので、ちょっと食べたりはしますけど」。
「何とかなるよ」と気楽に生きたほうが
良いことがあると思うようになりました
――スタイルキープのために運動はしているんですか?
「私は本当にズボラで、自分で頑張っていた時期もありましたけど、全然できなくて。やらなきゃいけない場所に行かないと、なかなか行動に移せないので、ジムに行って、家では何もやる必要がないくらい、頑張っています」。
――ジムではハードなエクササイズをしているんですね。
「そうですね。人生で一番つらいと、何度も思いました(笑)」。
――握手会とか、今だとオンラインお話し会で気をつけていることは?
「いただいたお手紙を何回も読んだり、コメントやリプライにちゃんと目を通したりします。とにかく心の距離が近くなるようにしたくて。オンラインは最初は全然わからなくて、スケッチブックを用意したりしたんですけど、試行錯誤中です。画用紙に書いても、時間や画角の問題で伝わらないことがあって、スケッチブックは諦めました。それで、手のひらにただ“好き”と書いて、バイバイするときに声が聞こえなくなっても顔は見えているので、手を出して伝えるようにしています」。
――時間ギリギリまでフルに使おうと。
「そうですね。もっと方法を見出していきたいです」。
――より大きく、アイドルとしてのポリシーみたいなものはありますか?
「みんなが好きな私でいることが大事だと思っていますけど、自分の良さを出して、やりたいことを楽しんで、ついてきてもらえる存在になりたい……とも思うようになってきました」。
――自分発信でいこうと?
「はい。何か気持ちが変わったというか。前は全部『ファンの方はこれを見たいかな?』ということでやってきて、今も同じなんですけど、それにプラス、自分の意思も出しつつ、自分らしく生きたいなと。違う見せ方の良さもわかりました」。
――そうするようになって、変わったことはありました?
「自信を持って推してくれる人が増えたと思います。今までの私はすごく弱いイメージがありましたけど、最近は弱さを見せないようにしていて。そしたら、みんな安心して推してくれて、女の子もついてきてくれるようになりました」。
――落ち込んだときには、どう立ち直りますか?
「みんなと同じように、泣いて、寝て、起きるという感じです。でも、私は意外と強いのかなと感じています。人はみんな弱いし、私も弱いんですけど、そこで『負けない!』と思えるので」。
――精神的にタフなんですね。
「朝7時まで眠れないのは、いろいろ考えてしまうからなんですけど、気分がすごく落ち込むことはあまりないかもしれません」。
――では、大谷家での決まり的なことはありますか?
「今、母と2人で住んでいて、私はあまり名前で呼ばれなくて。結構色々なところで言ってますけど、家ではネコさんと呼ばれたりしています。あと、決まりごとではないですけど、朝に時間がないとき、母に『プロテインを作って』と頼むことがあるんですね。それで抹茶味を作ってもらうとき、必ず青汁を入れられていたんです。ずっと知らなくて、『今日も抹茶のプロテイン、おいしかったよ』と言ったら、母が『本当に?』ってニヤニヤしていて。『何?』って聞いたら、『いつも青汁を入れているんだよ』と言われて、初めて知りました。全然気づかなかったんです(笑)」。
――お母さんのナイス健康アシストだったんですね。そんな中、2021年はどんな年にしたいですか?
「気楽に行きたいです(笑)。私って決めすぎてしまうところがあるんですけど、それでうまくいったことはあまりなくて。最近は『まあ、どうにかなるよね』と思いながらやったことが、逆にうまくいったりしました。真面目さは忘れず、楽な気持ちで生きていきたいなと思います」。
――それが何よりかもしれませんね。
「私はMCがヘタなんですけど、コンサートで任されて、毎回どこかで何かしらやらかすんです(笑)。MCをする場所を間違えたり、まだ次の曲に行けないのに行こうとしちゃったり。それも練習しすぎてガッチガチになっちゃっていたので、今年からはMCを任されても、何とかなるよ精神でやりたいです」。
――なるほど。映美里さんはプロ意識が高いイメージがありましたが、今日のお話をうかがっていると、いい意味で鎧を解いているようですね。
「人の顔色ばかりうかがわずに、自分のために生きようと思います。そうしたら、いろいろ良いことがある気がします」。
大谷映美里(おおたに・えみり)
生年月日:1998年3月15日(22歳)
出身地:東京都
血液型:O型
大谷映美里 個人Twitter
大谷映美里 個人Instagram
【CHECK IT】
2017年4月に指原莉乃がプロデュースするアイドルグループとして結成された=LOVEのメンバー。レギュラーラジオ「イコラジ“RADIO=LOVE”」(文化放送 超!A&G+/土曜26:00~)が放送中。また、毎月「=PRESS」(弊社刊)を発売中! 8thシングル「青春“サブリミナル”」が発売中。個人では「bis」(光文社)でレギュラーモデルを務める。ラジオ「アッパレやってまーす!」(MBS/月曜~木曜22:00~、大谷映美里は木曜日に出演)に出演中。
詳しくは=LOVE 公式HPへ